SUNAのきままな写真付き日記
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トレーニング海ラン


2003 9/6

朝、なんとなく足を上げて起きようとしたら、前輪を蹴り上げてしまい、ロードが傾いて焦った。

普通に掛けてあるなら問題ないが、無理な力が加わるとやはりフック部が傾くなどが起こってしまうようだ。気をつけねば。とりあえず自転車がおれの上に倒れてこなくてよかった。

土曜日は1週間溜まった睡眠不足を補うべく、昼頃まで寝るのが定番となっている。そして、午後から海ランに出かける。今日もそのパターンだった。

しかし、まだロードを買って間もないので、それでもいつもより新鮮で楽しみな休日だ。先週、家に戻ってからステムを低くするなどの調整をしたので、今回もベストセッティングを探る。

まずは境川まで軽いギアでアップしながら走る。そして、サイクリングロードに入ると、しばらくは軽いギアで数キロ走った。

いつもならこのまま軽めのギアで回転数重視で海まで走って行くが、今回はいつもより重いギアで走って行った。珍しく海からの強い向かい風がなかったのが幸いだ。

最近は軽いギアで回す走りばかりしていたので、脚力の低下を感じていた。だから、今日はちょっとトレーニングをしながら走ろうと思った。

今回もサイクリングロードには変なやつらがいっぱい。いつもいかつい高校生がいる辺りには、今日もやっぱりウザイガキどもがたむろしていた。

今回はいつもよりたちが悪く、道幅半分くらいまで広がって座り込んでいる。道にもサンダルが落ちているし、ジャマ極まりない。まったく、やれやれだぜ。

境川には同じ高校生が飛び込んだり泳いだりしていた。夏っぽいが、境川ってそんなに衛生状態よくないと思うんだよな。夏っぽいと言えば上半身裸で走っているやつがいたが、なんとなく変態に見えるのはおれだけだろうか。

いつもより速いペースで爽快にサイクリングロードを走り抜けると、藤沢橋から市街地へ。車に気をつけながらR467を走り、片瀬江ノ島駅前を通り、R134へ。

平地が続くこの道は、飛ばすにはもってこいだ。ここから一気に爆発。まずはガンガン飛ばして40km/h台で巡航。路駐もなく、いい感じで進めた。

しばらくイージーライディングをして落ち着いてから、インターバルトレーニング開始。適当にスタートに選んだ電柱を通り過ぎると、一気に全開だ。すべての力を振り絞って、ペダルを踏む。

最高時速52km/h台を出し、少しの間維持したところでイージーライディングに切り替えた。平地なので、ペダルを踏む力を抜いても高スピードを維持できる。

今までこういう走りをしたことがないので、回復には充分な時間を設けた。回復させながら走っていると、前にローディーが見えてきた。このまま次のインターバルに入るとぶち抜きそうだけど、その後抜かされそうだ。

そんなことを考えながら微妙な距離を保って走っているうちに、飛ばしやすいゾーンが終わってしまった。そこで、信号を渡って反対側に移ると、折り返して走り出した。

ここで2本目のダッシュ。疲れが残っているらしく、40km/h台から速度が伸びない。今日はこれ以上は無理そうだ。後は帰りに要所要所で飛ばして帰ることにした。

今日はいつも曲がる県道30号への交差点を直進して走っていったのだが、その交差点に戻ってきたのでそこから藤沢を目指す。全体的にいつもより重いギアで速度を上げて走って行った。

JRを越える陸橋はダンシングでアタック。前はMTBのBBをパキパキ鳴らしながら上っていたが、新しいロードでは実にスムーズに走れて気持ちいい。下りはペダルを回して乳酸除去を試みる。

R467に出ると、みその台の上り坂。前半はペースを抑え、後半ちょっと追い込んで上っていった。坂の上のセブンで飲み物を買い、しばし休憩。アイスも買ってみたが、思ったよりおいしく感じなかった。

帰りも重いギアでペダルを回し、それなりの速度で走って行った。重いギアといっても、ケイデンスは75〜90くらいを維持。少しずつ重いギアに慣れていき、脚力をつけたい。

今回もサガミに買い物をしにいった。サーマルボトルがあまりにも性能がいいので、もう1本買う事にした。今日はサーマルボトルと普通のボトルのダブルボトルだったが、その差は顕著だった。これからは2本ともサーマルだな。

サガミからの帰り、中原街道と厚木街道が交差する交差点で信号待ちをしていると、小径車にまたがった男がいた。信号が青になったので出発すると、そいつも後ろに付いてきた。

その先は下り→上りとなっているので、いつものように下りで加速し、上りでもダッシュして速度を維持して飛ばしていった。そしたらシャカシャカ音がしてきていたので、ムキになって追いかけてきているのがわかった。

それでもこっちもかなり飛ばしているので追いつかれるはずもなく、そのままガンガン飛ばしてちぎった。家まではもう距離がないので、後は軽いギアを回してクーリングダウンしながら帰ることにした。

いくつか信号につかまり、シャカシャカと軽いペダルを回して緩いペースで走っていると、さっきの小径車の男が追いついてきた。踏切が下りたので速度を緩めると、やつはすぐさま前に出ていった。

おれの前に出るのに夢中だったのか、踏切が下りていることに直前まで気づいていなかったようだ。いかにも対抗心むき出しで、挑戦君の典型みたいなオーラを放っていた。

踏切待ちでじっくりとそいつを観察してみたら、20台の男で、坊主あたまにインテリメガネの独特の雰囲気の男だった。そんなちっちゃいホイールの「近所を移動する」ような自転車に乗ってムキになられてもなぁ。

こっちは始めっから相手をするつもりなどないので、勝手にバトルをしていると思っているその男に先に行かせて、おれはクーリングダウンペースでのんびり走って行った。

その後も遠くから何度も振り返ってこちらを意識していて、勘違いしすぎ!! とか思った。バトルするならR134で仕掛けてくれば思う存分してやるよってな感じだ。

60kmほどのいつもの海ランだったが、今回は少し趣向が違い、トレーニングの要素も少し取り入れて走った。自転車のセッティングも割とよくなっていて、違和感もかなりなくなった。

3日前から寝る前にストレッチをしていることもあり、だいぶ前傾姿勢にも慣れてきている。ストレッチは体にいいし気持ちいいので、今後も続けていこうと思う。

明日はヤビツにでも上りに行こうかなぁ。

走行距離:60.69km
走行時間:2h 26m 11s
平均速度:24.9km/h
最高速度:52.4km/h
積算距離:185.8km(ロード)




| ラン 2003 | comments(0) | trackbacks(0)
ロード初ヤビツTT


2003 9/7

今日はヤビツTTをやった。前回と違うのは、自転車がMTBからロードに変わっていること。ロードになってヒルクライムがどれだけ変わったかを確かめるべく、2週間ぶりのヤビツヒルクライムを実行。

また、峠は上れば上るほど慣れてくるので、ヤビツ峠自体にどれだけ慣れているかを確かめる意味もある。

午後に出発。天気は曇りで、天気予報だと降水確率10%。雨が降らないことを願う。まぁ10パーなら降らないだろ、と気楽に構える。

家の冷蔵庫にあったアクエリアスをサーマルボトルx2に詰めて、水分補給対策はバッチリ。でも、今日は曇りで気温もそんなに高くなく、前ほど汗だくにはならなそうだ。

R246に出て、厚木方面を目指す。毎度の事だが、すぐ横を車がビュンビュン走り抜けていく。日曜日で大型車が少ないのが唯一の救いか。

ヤビツまでに足をなるべく温存しておこうと思っているが、自然とそれなりのペースで走って行った。伊勢原のアップダウンを過ぎると、善波の手前のセブンでちょっと休憩。

そこからは善波のダラダラと長い坂を上る。今回は勾配計を装備しているので、何パーセントの上りかが分かる。善波は5%ほどの上りが頂上まで続いていた。

トンネルを抜けると、ヤビツ入口まで下る。信号につかまったので、そこで息を整え、ドリンクを飲んで準備をした。

時計のストップウォッチをスタートさせ、いざスタート!! クリートをはめるのにちょっと手こずってしまったが、気を取り直して上り始める。

走り始めは普通だったが、最初のきつい上りで足が重たく感じた。昨日のダッシュしたりした影響が残っているのかもしれないなぁと思った。

目の前に立ちそびえる山の上の方を見ると、どんよりしていて、霧が出てそうな雰囲気だ。まぁ、前みたいに猛暑の上りよりか涼しくて上りやすいのでいいんだけど。

ふと気づくと、ストップウォッチが回っていない。スタートさせたつもりがしていなかった。慌ててスタートする。5分くらい走ったと思うが、曖昧だ。かなり痛い失敗だ。

いくつかのアップダウンの後、ampmを越えたあたりから傾斜がきつくなってきた。蓑毛の手前にやってくると、もう最低ギア(39x25T)でこぐのがいっぱいいっぱいだ。

これ以上下げれないという意味で、ある意味ファイナルギアをセットすると、もうシフトアップする気になれない。ロードの最低ギアはMTBでの真ん中くらいのギアという感じ。

シャカシャカ上っていると、霧雨が降ってきた。暑さを和らげるのはいいが、濡れると汗が冷えたときに寒いし、下りで滑って怖いので止めて欲しいなぁとか思った。

そしてついに最大の難所、蓑毛にさしかかる。きつかった傾斜がさらにきつくなり、目の前に壁が立ちそびえる。勾配計の気泡は10%を越えて15%近くを指している。

蓑毛のきついところは、きつい傾斜が直線で続いているところだろう。つづら折れならきつくても自分を騙し騙し上ることができるが、先まで見えていては現実を否定できない。

この勾配ではシッティングでは耐えきれないので、ダンシングで蓑毛の坂道を上っていった。長いダンシングの末、蓑毛ゾーンをクリア。やはりここでかなり消耗した。

その後の減速帯ゾーンではゴツゴツした路面でまた苦しめられる。ヨーロッパの石畳の上を走るレースはこんな感じなのだろうかと、ふと思った。

そこを越えると、後はそんなにきつい坂はなく、つづら折れをひたすら上っていく。気温が低いこととロードだから、ヤビツに慣れてきたから、すべてあると思うが、この時点で前回より疲労が少ない。

このペースで走っていけば、それなりのタイムが出そうだ。しかし、足が微妙に重たく、ペースアップはできなそうだ。現状のペースを維持し、様子を見ながら走って行くことにする。

菜の花台を過ぎると、いよいよ終盤。軽いギアなりに出せるだけのペースで上ってきているので、けっこういっぱいいっぱいになってきた。しかし気合いで上っていく。

たった2週間ぶりなので、コースをほとんど覚えていて、ペース配分などがしやすい。後どれだけ走れば頂上なのか予測できるので、気持ちも楽になる。

最後の坂でようやくギアを2枚重くして、ダンシングでスパート。しかしスパートが速すぎて最後まで保たず、一度座ってもう一度ダンシング。ようやく頂上に到着した。

今回のタイムは41分+(5分〜10分)で、とりあえず50分としておく。前回のタイムよりよくなったのは確実だ。次回の目標は45分かな。いずれは40分をきりたい。

峠ではハイカーがたくさんいたので、ロータリーの所に足をついて自転車に乗ったまま少休憩した。そして、1分ほど息を整えると、すぐさま来た道を下り始めた。

ロードで峠を下るのは初めてなので、けっこうスリリングだ。事故ったら終わりなので、気をつけながら下っていった。ちょっと気を抜くとあっという間に速度が出るので、MTBのときより注意が必要だ。

峠を上ると必ず下りもあるので、ヒルクライムとダウンヒル、両方の練習になっていい。おれは下りが苦手な方なので、たくさん下って技術を磨く必要がある。

車にジャマされる事もなく、爽快にヤビツの下りを楽しんだ。蓑毛の下りになると、エアロ体勢になって最高速度を目指す。

下りで体が冷えて膝がガタガタ震えている。ただでさえ速度が出ていて車体が振動しているので、ちょっと怖かった。結局、最高速度は67.4km/h止まりだった。

重いギアでペダリングしながら下ればもっと速度が出るのかもしれない。それにしても、最後の中央にある植木ゾーンが怖くて減速してしまう。あれがなければなぁとか思ってしまう。

ampmまで下ると、フルヤンに電話してみた。そしたらすぐ来るというので、買い物などして待っていた。前会ったのが2週間前だから、久しぶりという感じではないが、それでもいつもは会えないので、貴重な再会だ。

彼がおれのQ-Carbon Raceの実物を、知り合いで初めて見た人物だ。彼もこのフレームの芸術的な塗装に絶賛していた。彼となんだかんだで1時間くらい話しこんでしまった。

彼と別れると、ナイトラン装備にして、R246まで下っていった。帰りの善波の坂も、前回より足が軽い。善波のトンネルを越えると、今回は車がいなかったので爽快に下って行けた。

その後は暗くなったR246をひたすら家に向かって走って行った。しかし、途中から雨が降り出し、大変だった。

最初は霧雨くらいだったが、次第に強くなっていって、気がついたら腕が雨でビッショリでテカテカしていた。つまり、体全体も自転車もすべてけっこう濡れているということだ。

多少濡れるのはかまわないが、怖いのは雨で濡れた路面が滑る事。何度か後輪をスリップしかけ、あわや転倒!? という場面もあった。こういうとき、ビンディングだとかなり怖い。立ちゴケもしそうになった。

雨と夜で前がよく見えないし、濡れて寒いし、路面が濡れて滑るのが怖いし、車も怖いし、ついでにトイレにも行きたいしで、最後はかなりブルーになりながら走っていた。

愛車がずぶ濡れになり、やれやれだぜと言ったところだ。天然の洗車してしまった。このままベットの上に飾るわけにもいかないので、一度全体を拭いてからフレームを磨いてフックにかけた。

今回のヤビツTTでは、ロードの性能を実感し、前回より速いタイムを記録し、上りに一歩強くなり、ロードの上り下りにも少し慣れ、色々と得るものがあった。

最後は雨でブルーになったが、遅かれ早かれこういう事はやってくるので、これも経験だということで割り切る。MTB時代はけっこうあったけど、ロードでは味わいたくなかったが……。

走行距離:76.08km
走行時間:3h 22m 44s
平均速度:22.5km/h
最高速度:67.4km/h
積算距離:294.3km(ロード)




| ラン 2003 | comments(0) | trackbacks(0)
湘南平ラン


2003 9/13

今日は海ランを拡張して、R134を今までより先まで走って湘南平まで行き、湘南平を上って帰ってくるランを走った。

最近ネットで湘南平TTについてのページを発見し、それで湘南平に興味をもったのだ。いつもの海ランは平地ばかりなので、湘南平を上ったら、そこに坂の要素を取り入れることができて、内容が充実すると思った。

午後3時頃出発。台風の影響だと思うが、かなり強い風が吹いている。いつも海までは向かい風だが、今日は特に強そうだなぁと思った。前向きに負荷トレーニングだと思うことにする。

境川サイクリングロードにやってくると、予想通りすさまじい向かい風が吹いていた。風に向かって、ひたすら抵抗しまくる。海方面からやってくるサイクリストは気持ちよさそうにかっ飛んでくるが、おれは厳しい。

ランスの『ミラクルトレーニング』を最近読んでいるが、その中で「平坦路を時速32kmで走っているとき、サイクリストの出力の80%は空気抵抗との戦いに費やされる」という記述があった。

この向かい風の中もがいていると、今のおれの出力は90%以上、空気抵抗との戦いに費やしているような気がした。

あまりに強い向かい風が吹き、なかなか前に進まない。横風になると、自転車を真っ直ぐ保つのも一苦労だ。体重の軽いおれなど、簡単に吹き飛ばされそうになる。

軽いギアで高回転数で走っていたが、10kmほど走ると向かい風に嫌気がさし、ギアをアウターに入れた。そして風に向かってアタック(微妙に)。強い向かい風の中、30km/hくらいでガンガン進んでいった。

藤沢市街に入ると、前にローディが見えてきた。トゥクリップタイプのペダルで、やたらがたいのいい男だった。速そうだったので、しばらく後ろに付いて走ることにした。

そのローディは途中で横道に消えたので、その後はまた一人で海を目指した。そして片瀬江ノ島駅前を通り、R134へと出た。お楽しみゾーンだ。

アウターに入れてガンガン飛ばす。40km/h台で爽快に飛ばしていると、信号待ちをしているローディがいた。速そうだったので、しばらく後ろで様子を見る事にする。(っていうかローディはみんな速そうに見えるのはおれだけ?)

そしたらやはりけっこう走れる人で、離れたり、信号で追いついたりをしばらく繰り返した。そしてインターバルをやろうと思っていたゾーンにやってきた。

前のローディは長距離のツーリングらしく、マイペースで走っていた。ここでインターバルトレーニングをやってぶち抜いたら挑戦君になってしまうので、軽く挨拶して抜いた。

そして速度を上げて少し離したところで、インターバルトレーニング開始。サドルから腰を上げ、重いギアをガンガン踏む。全力でアタック。サドルに腰を下ろした後も、ひたすらペダルをこぎ続けた。

トップスピードは前回と同じく52km/hくらいだったと思うが、帰ってきたときはそこで出た速度を上書きされてしまったので、定かではない。とりあえず1本目はそこそこいい走りができた。

ダッシュが終わると、しばらくイージーライディングで流しながら回復させる。前にMTBチャリダー2人組が走っていたが、トラックの信号待ちのところで歩道に入ったので、その隙に抜いた。

その後、2本目のダッシュ。1本目の疲れが影響し、速度が伸びない。足が重く感じた。1本目と2本目の間にとるリカバリーが充分でなかったのがまずかった。

足にたっぷりと乳酸を溜め込んでしまったので、もうこれ以上のダッシュは無理そうだ。なるべく乳酸を除去させるように軽いギアを回しながら、R134を西へと走っていった。

今年の3月に伊豆半島を回るツーリングに出かけたときに工事中だった区間は、工事が終わっていて走りやすかった。しかし渋滞しまくっていて、速度は出せなかったけど。

湘南平への道は昨日の夜に地図で見ていて、なんとなくの地図のイメージが頭の中にあった。それを頼りに湘南平を目指す。そしたら道を間違えてR1の小田原よりのところへ出てしまった。

ちょうどいいのでそこにあるセブンでドリンクの補充をした。そしてR1を横浜方面へと走っていくと、湘南平への標識があったので、それに従い道を曲がった。

しばらく平らな走りやすい道が続き、そしてついに湘南平の麓へとやってきた。湘南平TTの基点となる「いらっしゃいませ 湘南平」という看板が見つからないうちに上りが始まったので、とりあえずストップウォッチをスタートさせた。

少し上ると、ネットで見たまんまの看板があったので、ここでいったん止まり、息を整えて再スタートすることにした。ここが今回の湘南平TTの起点だ。

そこで汗を拭いたりしていると、下からものすごいスピードでローディが走ってきて、おれの前を走り抜けていった。

まるで下り坂のときのようなスピードで目の前の坂を上っていく様は、すごいの一言。ああいう人が湘南平TTで5分台を出したりするんだろうなぁとか思った。

そしておれもスタート。走り出してすぐ、激坂が始まった。覚悟はしていたが、やはり実際に走るときつい。しかも、インターバルの2本のダッシュの影響が強く、足が重たい。

今回は初めてで、とりあえずどんな道なのかを知るために上るわけで、とりあえず(万全でない状態だとしても)走ってみたタイムを知りたかったので、けっこう割り切っている。

いったん急勾配が終わったかと思うと、次のカーブを曲がった先にはヤビツの蓑毛のような激坂が待ち受けていた。一番軽いギア(39x25T)でもペダルを回すのがきつい。しかし、ダンシングする力も残っていない。辛かった。

しばらく激坂にあえぎながら上っていくと、傾斜が緩やかになった。ここぞとばかりに回転数を上げ、20km/hくらいまで速度を出して上っていく。上から先ほどのとんでもない速度で上っていった人と思われるローディが下りてきて会釈した。

最後の方にある、頂上の手前の駐車場に終点の駐車場と間違えて入ってしまったが、なんか違うと思い道に戻って続きを上り、今度こそ本当のゴール。タイムは8分13秒。

手前の駐車場に入ってしまったロスタイムを考えると、そのまま行ったとしたら8分を切るくらいだろうか。ダッシュなしで来て万全の状態で上ったとしても7分くらいだろうか。とてもじゃないが5分台など出せない。

それにしても、ここはなかなかいい坂のトレーニングになる。ヤビツから蓑毛の辺りだけ切り取ったようなコースで、1.5kmと短いけど、その分コースの中に組み込みやすい。

これから海ランで時間があるときなど、湘南平まで足を延ばして上りのトレーニングをやろうと思った。

しばらく駐車場で汗を拭いたり息を整えるなど休憩をしてから、下りだした。下りの途中から見える景色がきれいだったが、止まるわけにもいかず、下り続けた。今度は上で写真を撮りたいなぁとか思った。

蓑毛のような急勾配のストレートでは最高速度65.6km/hが出た。ヤビツと違って走り慣れていないので、下りはけっこう怖かった。実際、充分に減速したつもりでもカーブを曲がりきれなそうになったりした。

下まで下りきると、帰り道へ。R134の方が走りやすいけど、いい加減飽きてきてきたので、帰りはR1で帰ることにした。交通量が多くて信号なども多いが、たまにはこっちもいいかなと思った。途中で日が沈み、ナイトランになった。

R1を走っているとR457へと出るような標識があったので曲がってみると、見知らぬ道だった。しかもアップダウンがそれなりにある。わけがわからん道に迷い込んでしまった。

でも、その感覚が楽しかった。最近は知らない道などほとんど走っていないので、久しぶりに「初めて走る道」のワクワク感を味わった。真っ暗で景色などはなかったけど。

坂を上ると、R467の、みその台の坂を上った後の交差点に出た。その後は回転数重視ながらも、それなりの速度で走って帰った。

今回は強風に向かって走ったり、インターバルを2本、湘南平TTなど、いつもより内容の濃い土曜ランとなった。だいぶロードにも慣れてきたかなぁ。それくらいのときが一番危ないらしいけど…。

走行距離:76.87km
走行時間:3h 21m 19s
平均速度:22.9km/h
最高速度:65.6km/h
積算距離:371.3km(ロード)




| ラン 2003 | comments(0) | trackbacks(0)
奥多摩ラン


2003 9/14

何年も前から企画されては実施できなかった奥多摩ランが、ついに実現した。心配していた天候も、基本的には晴れて、奥多摩の自然を満喫することができた。

集合は9時に青梅駅だったので、当然の事ながらおれは50kmほどを自走して集合地に向かった。しかし、途中で朝飯を食べたりしていたら、10分ほど遅刻してしまった。

青梅駅前で久しぶりに会う面々との再会を喜ぶ。参加できなくなった人がいて、今回のランのメンバーは走り屋さん、ミルクティー500さん、団長、イトウさん、現役1年のヤマダくん、そしておれの6人。

ランのコースは青梅駅を出発し、青梅街道で奥多摩湖へと走り、山梨県に入って小菅村で県道18号で鶴峠を越えて上野原へ下る、80kmほどのコース。画像で説明すると、こんな感じ(水色が前ラン、赤が奥多摩ラン、青が後ラン)。

ほとんど走った事のある道だが、奥多摩駅から奥多摩湖の辺りまでの道は走った事のない道だったので、とても新鮮でよかった。また、鶴峠は3年前の大学2年のときに走った以来だ。

いつもは一人で走っているので、グループで走ることが久しぶりでとても楽しかった。みんなで喜びや辛さを共有し、ランは共有の思い出となる。

天気は基本的には晴れと曇りだったが、奥多摩湖を出発してから局地的な雨に見舞われ、大粒の激しい雨の中を走った。その後は何事もなかったかのような晴れた天気に戻った。

ランのハイライトとなる鶴峠では、かなり苦戦した。昨日の湘南平ランの疲れと睡眠不足、そして前ラン50kmが影響し、足が重たい。しかし最近上りをけっこう走っているので、ここではその力を発揮したいところ。

おれも含めて普段は仕事があって走っていない人がほとんどだが、条件はみんな同じ。現役生のヤマダくんは別だけど。峠の上りはフリーで、上りになってすぐ3人の先頭集団ができた。

OBはおれと走り屋さんで、現役の山田くんの3人。先輩として、ここはいい格好したいところ。しかしさすがに現役生にはかなわないかなぁとか思いながら先頭を引いていった。

鶴峠は峠自体はそんなに長くないが、勾配がけっこうきついので、長距離を走ったとではかなり足にきて辛い。後半は10%のきつい勾配がひたすら続いた。

ロードのギアでは峠は本当に辛い。フロントトリプルギアを買ってしまおうかなと真剣に思う。しかしこれは他の2人も同じ条件。がんばるしかない。

気がつくと走り屋さんがちぎれていた。呼吸が苦しい中、ヤマダくんと話しながら激坂を上っていった。(ヤマダくんはヤビツに上ったことがないそうだ)

かなり限界に近づいてきたので、ヤマダくんに「先頭を引いてくれ」と言ったら、元気よくダンシングして前に出てくれた。まだこんな元気があったのか、さすが現役生だ…と感心した。

しかし彼もいっぱいいっぱいらしく、その後しばらく上っていくと、自然とおれの後ろに下がっていった。話しながら上ってきたが、気がつくとヤマダくんが付いてきていない。

これから峠まで一人で上るのはきついなぁとか思いながら必死になって上っていくと、間もなくして鶴峠に到着した。もっと上りが続くと思っていたので、すごく嬉しかった。

峠を上りきった達成感と心地よい疲労感を味わいながら、残りのメンバーの到着を待った。おれ、ヤマダくん、走り屋さん、団長、ミルクティー500さん、イトウさんの順で峠に到着した。

鶴峠からは長い長い爽快な下りが続く。下りの途中で走り屋さんがコーナーで倒しすぎて転倒するアクシデントがあったが、大事には至らなくてよかった。

上野原駅に着くと、バイクでオギさんとタイラがやってきた。輪行して帰る4人と別れ、自走組のおれと走り屋さんはすでに薄暗くなった道を、家に向かって走り出した。

R20は行楽地からの帰りであろう車の渋滞がどこまでも続いていて、ひたすら横抜けしまくって走って行った。真っ暗だし路肩が荒れていたりしてかなり走りにくく、走れる幅も狭いので気を遣う。

何度も車に引っかかったが、後半はかなり強引に狭いスペースをガンガン走って行った。おれは走り屋さんの後ろに付いていったのだが、さすが走り屋さんは横抜けがうまいなぁと感心した。

最後の方は30km/hくらいで走り続け、ついていくのがやっとだった。ナイトランの上に横抜けばかりで距離がすごく長く感じたが、実際はこの走りでけっこう早く橋本までやってきただろう。

相模原で走り屋さんと別れると、途中で1回休憩して、後はR16を出せるだけの力で飛ばして帰った。

今回のランは久しぶりに知り合いと走れてとても楽しかった。色々と印象深いこともあり、いい思い出になった。またみんなで一緒に走りたいなぁと思った。

前ラン50km、奥多摩ラン80km、後ラン50kmで、総距離は約180km。途中で峠もあり、ランとしてとても充実していた。また、ロード初の100km越えツーリングとなった。

峠でのシーンを中心に書いたけど、詳しくはランレポに写真と共に載せるつもりです。お楽しみに。

走行距離:178.22km
走行時間:8h 7m 7s
平均速度:21.9km/h
最高速度:70.7km/h
積算距離:551km(ロード)




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湘南平ラン2 & 自分で解決!!都会引き返しラン


2003 9/23

ようやく休日に雨が降らなそうな感じになったので、今日こそは!! という気持ちで走りに出かけた。そしたら色々あって150kmくらい走ってしまった。

今日は曇りで降水確率30%とかの天気予報だったので、朝起きて走ろうと思っていたけど、天気にはあまり期待していなかった。

ど〜せどんよりした曇りなんだろ〜? と思いながらカーテンを開けると、そこには気持ちのいい青空が!! 一気にテンションが上がり、急いで朝飯を食べた。

寝不足なので本来なら土曜日のように午後まで寝ていたいところだが、土日が雨で自転車に乗れていなかったので、その分少しでも長い時間、距離、自転車に乗りたかった。なので午前出発を決意していた。

準備をして、午前9時頃出発。先週買ったHRモニターを、ようやく実際のツーリングで試すことができる。天気もいいし、久しぶりの自転車で気分はかなりいい。

しかし、走り出してすぐ、異変に気づいた。自転車のどこからか、キシキシと軋むような音が聞こえてくる。信号待ちや走りながらパッとチェックしてみたが、特に不自然なところはない。

前回の奥多摩ランのときは問題なかったし、あれから一度も自転車に乗っていないし、いじってもない。なので心当たりがない。この音はいったいなんだろう。

走っていると常にキシキシ聞こえてくるもんだから、気になってしょうがない。もし重大な整備不良で、このまま走っているといきなりハンドルが抜けるとか(んなわけないが)、そういう事態に発展するのだろうか、とまで思えてくる。

何度も止まって色々音の聞こえてくる辺りを調べてみたが、特にネジが緩んでいるとか、ガタがあるとかはなかった。ヘッド周りから聞こえてくるので、ステムなどを固定し直してみたが、音は消えなかった。

ヘッド周りから聞こえてくるような気もするし、BB付近かダウンチューブあたりから聞こえてくるような気もする。なんだかさっぱりわからない。

まだ買って間もないし、走行距離もまだ1000km以下だし、壊れるような心当たりもない。雨に降られたことはあるが、それだけでこんな軋むような音が出るのはおかしい。

色々やってみて結局解決しなかったので、しかたなくそのまま走ることにした。気持ちのいい空と心地よい涼しい空気に、心身共に癒される。しかし、キシキシにそれを蝕まれる。

キシキシ音を立てながら走っているもんだから、歩行者やすれ違うサイクリストは「何だこの音?」ってな感じで見てくる。あ〜わかってるよ、この音だろ、おれもっていうかおれが一番気にしているんだよ。

爽快で楽しいはずのロードが、不快感を感じながら走る自転車になってしまった。なんてことだ。MTBも不治のパキパキで不快感を感じていたが、ロードもキシキシで同じく不快感誘発マシンになってしまったのか。なんだかやるせない気持ちで境川サイクリングロードを走って行った。

R134にやってくると、信号待ちでごっつい体でスキンヘッドの外人がブロックタイヤのMTBに乗って信号待ちしていた。

走っている格好のおれを見て挑戦君にならないか、ちょっと心配になった。あんなのに追いかけられたら怖いなぁ。夢に出てきそうだ…。

とりあえずここは飛ばしゾーンなので、徐々にスピードを上げて、そしてアウターに入れて一気に加速。オラオラモードでガンガン走って行った。風を切る音で、キシキシは聞こえない。それもあるが、やはり飛ばすと気持ちいい。

R134を西に向かって走っていると、前にサイクリストの姿が。ここではダッシュをしたいのだが、ダッシュしたらガムシャラになって抜く挑戦君みたいになってしまう。

とりあえず少しペースを上げて走って、前のサイクリストを抜いてからダッシュをすることにした。しかし、なかなか前のサイクリストとの差は縮まらない。

そんな感じで、前のサイクリストを追っているうちにいつも1本目のダッシュをやるゾーンを過ぎてしまった。ようやく追いついたとき、それがMTBだったので驚いた。速いからロードだと思っていたのだが…。

後ろについたら、おれの自転車からキシキシとなる音でこちらの存在に気づいたようだ。こっちがロードなので、先に行かせてくれた。彼を抜くときにキシキシ鳴りまくっているのが恥ずかしかった。

前に人がいなくなったので、早速ダッシュをすることにした。全力でもがく、限界ダッシュだ。一気に速度が上がり、(体感的に)猛スピードで走り続けた。

実際の速度は50km/h台だが、風を受けるのですごいスピード感だ。100mほどダッシュし、流しに切り替えた。このダッシュで、土日に走れなかったこととかいろんなストレスが一気に吹き飛び、すごい晴れやかな気分になった。

今回のダッシュは、最大心拍数を知る意味もあった。最大心拍数を記録する機能がないので、ダッシュのピーク中にモニターの数値を確認する方法をとったが、おれの最大心拍数は180台のようだ。思ったより低くかった。

ダッシュが終わって道が狭くなっている所にやってくると、前回同様、かなり渋滞していた。休日にドライブとか、小田原や箱根の方へ遊びに行く人たちだろう。ここらは自転車の方がずっと早く進める。

湘南平へと向かう途中、ウィダーインゼリーを飲んでエネルギーを補給した。TTには間に合わないだろうが、とりあえず早めに。近くで子供が遊んでいた。

さて、2度目となる湘南平TT。前回は8分。今回は是非とも7分を切りたいところ。しかし、前回は2本のダッシュで乳酸たまりまくりだったが、今回もダッシュしていている。それでどれだけのタイムが出るだろうか。

前回は初めてだったが、今回はコースや地形を把握しているので、確実に有利だ。キシキシ鳴っているのが非常に気になるが、とにかくスタート!!

相変わらずきつい…。最初のきつい坂でかなり消耗し、HRも160くらいまで上がっていた。完全に乳酸閾値を越えている。とりあえず今回はタイムのことだけに集中する。

一番きついストレートの上り坂では、もういっぱいいっぱい。毎回ここでやられる。勾配計の気泡は、15%あたりで揺れていた。うぅ、最低ギア39X25Tじゃ苦しい…。

いくつかのキツイゾーンを抜けて傾斜が緩やかになったところで、ゴールに向けてスパート。もう売り切れている足を無理矢理動かす。タイムは6分30秒を回り、7分が危うくなってきた。

うぉぉぉ…と、心の中で叫び声を上げ、最後の力を振り絞ってダンシング。しかし、最後に少し傾斜がきつくなった所の途中で力尽き、意志に反して全身の力が抜けていった。

最後はフラフラしながらゴール。タイムは7分11秒。7分の壁は破れなかった。

頂上の駐車場には他にもけっこうサイクリスト達がいた。中年のMTBライダー達は話で盛り上がっているところだった。とにかく座りたかったので、適当な段差に自転車を止め、その隣に座り込んだ。

まだハァハァと荒れている息を整えつつ汗を拭いていると、奥の広場の方から自転車を押して歩いてくる人がいて、会釈すると「お疲れさん」と声をかけてくれた。なんだかそういう小さなふれあいが嬉しい。

疲れきっているしロード用のビンディングシューズを履いているので、今回も展望台に行く気にはなれなかった。本当は展望台からの景色は最高にいいんだろうけど。まぁいつか誰かと来たときにでも上ってみようと思う。

少し下ったところから写真を撮り、そこからは一気に麓まで下った。下りきると、帰り道に前回同様R1を選び、R1で藤沢方面へと走って行った。

午前中から走っているので、本来ならもっといろんな所を走りたいところだ。しかしこのキシキシがやばいので、ショップに見せに行くことにした。とりあえず家に帰り、昼飯を食べてからショップへと向かうことにした。

R1を走っていて、ふと気づくと後ろにローディが一人付いていた。おれは軽めのギアで流していて、いかにも走ってきた帰りだよという走りだったが、抜いてこなかったのでそのまま2人で走って行った。

後ろに付かれると常におれのロードから発するキシキシ音が相手に聞こえるのでかなり嫌だった。まぁしょうがないので、あまり後ろを意識しないように走っていたら、いつの間にか後ろのローディはいなくなっていた。

R467にぶつかると、ちょうどおじさんローディが横切ったところで、そのおじさんの後を追う形になった。お互い流している感じで走っていたが、渋滞で引っかかって詰まると、おじさんはこちらに気づいた。

すると、むこうはかなりこっちを意識してスピードを上げて、おれはマイペースで走っているのでどんどん差が開いていった。それが信号待ちで詰まって、また開いて…ということの連続だった。

最後は休憩しながらドリンクを飲んでいるおじさんを抜いて、また一人になった。その後、家に近づくにつれてそこら中で警察が検問をやっていた。なんかの取り締まり強化期間かな〜と思った。

いつもは夕暮れや日が暮れた後に帰るところを、昼の明るい時間に家に帰るのがなんだか新鮮だった。14時頃、帰宅。

湘南平ラン2
走行距離:76.4km
走行時間:3h 18m 49s
平均速度:23.0km/h
最高速度:59.7km/h
積算距離:627.8km(ロード)


「何でもいいから早くできるもの食べたい」と親に言うと、焼きうどんを作ってくれた。運動してきた後ということもあるが、これがめちゃくちゃおいしかった。

そしてショップが今日やっていることをネットで確認し(PCを起動するのにこれまた苦労した)、15時頃再び自転車に乗って家を出た。

行き先は地元の自転車屋ではなく、この自転車を買った都内ショップ。遠いが、買った自転車なら無料で点検、修理してくれる。それに、色々用事もあった。

この際コンパクトドライブ化しようと思ったし、ハンドル位置が遠くて腕が疲れるのでステムも短いのに 交換しようと思っていたし、走り屋さんから勾配計を買ってきてくれと頼まれていた。

自転車を買ったときのように拝島回りの遠回りコースでは時間がかかりすぎるので、今回は家からなるべく最短ルートで行く事にした。

最短かつわかりやすいコースだとR246と環八通りで行くのがベストだが、それは地図上の話。一度走ったことのある人ならわかるが、そんなコースを自転車で走る気にはなれない。

なので割とマイナーだけど県道レベルの道を縫うようにしてショップへと向かうことにした。まずはR16を北上し、相模大野の陸橋を越た先の鵜野森で県道52号へと曲がった。

ここからは走った事のない道なので、マップルと標識が頼りだ。山や海など、家から南、西、北西の方角にある国道・県道はほぼ走り尽くしているが、北東の川崎・東京都心方面の道は走った事のない道が多い。

それは車のことしか考えていない道の造りで自転車では走りにくいこと、車が多くて危険なこと、信号ばかりで距離が延びないこと、ビルばかりでどこも似たような景色が続いておもしろくないことなどの理由から、敬遠してきたからだ。

いつも走ろうとは思わないが、こういうときくらい、少しは走りにくさに目をつぶって、東京の方へと走ってみるのもいいかなと思った。

実際、路肩が狭くて走りにくいし車が多くて気を遣うし、バスにクラクションを鳴らされたりと、ストレスが溜まる要素が多かった。まぁ、今回だけと開き直って走って行った。

初めて走る道の上に交差点が多くて、いくつもの県道を移りながら走るコースだったので、何度も止まって地図を確認した。この辺りは頭の中の地図だけではカバーしきれない。

でも、この地図を見て頭の中にこれから走る道をインプットして、実際にその頭の中の地図を参照しながら走って行き、またわからなくなったら地図を見て…というその流れが久しぶりで楽しかった。

あまりいい道ではないが、また少しずつ未開の道を切り開き、自分のテリトリーが広がっていく。見知らぬ街の景色がとても新鮮でよかった。

30kmほど走ったあたりで、走りながら色々考えていた。そしてふとあることを思い出した。「そういえば、前MTBでもこんな風にキシキシいってたことがあったな」

あのときは確か…シートピラーを固定するクイックレバーが緩んでいたのが原因だったっけ。そう思い出した瞬間、ハッとした。もしや今回もそれが原因では?

さっそく歩道に入って止まり、シートピラーの固定部(このロードの場合はアーレンキーで固定するタイプ)を確認してみた。そしたら、やはり緩んでいた。

サドルバックから工具を出して締め付けると、けっこう緩まっていたことがわかる。そりゃキシキシ鳴るわな。走り出してみると、キシキシはまったく鳴らず、本来の気持ちのいいロードに戻っていた。

シートピラーの固定部が緩むと、その振動がフレームを伝っていき、結果として別の穴であるヘッド部やBB付近から軋む音が出てくる。だから原因がわからなかったのだ。

分かってしまうとなんでそんなことに気づかなかったんだよと思うが、気づくまではまったくわからなかった。以前の経験から学んだことが記憶の隅から出てきてよかった。

多摩川を越えてR20を過ぎ、どんどん北上していった。辺りは完全に都市部で、走りにくい。でも、それにもけっこう慣れているので、そこまで気にならない。好きではないけど。

五日市街道まであと少しのところまで北上したところで、いったん曲がるところを直進してしまい、道に迷った。時刻はもう18時を回り、薄暗くなっていた。

そこで、地図を見ながら考え直してみた。ここからショップまでは後10kmあった。ここまで40km走ってきているから、片道50kmか。ということは、往復100km!?

今日が土曜日なら帰りがどんなに遅くなってもナイトランをして帰る気になるが、明日は会社がある。今からすぐ引き返しても家に着くのは21時近くになる。このままショップを目指すのはちとまずい気がしてきた。

本来、自転車がキシキシいっているのを見て直してもらうのが一番の目的だったが、それは自分で解決した。買い物は別に今日すぐでなくてもいい。ここで危険を冒して明日に響かせるよりは、引き返した方がいいと判断した。

なんとも中途半端に東京の方まで走ってきてしまったが、無理することはない。来た道を戻って帰る。帰りも同じ道を通ることによって道を覚えるし、また別の道でナイトランしながら走るリスクを回避できる。

途中のコンビニでトイレ休憩とドリンク、エネルギー補給。駐車場で地図を眺めながらチョコレート菓子パンをほおばった。半袖レージャー&レーパンでは肌寒くなってきたので、ウィンブレを着て出発した。

最近は涼しいというかちょっと寒いくらいなので、ウィンブレを持ってきていてよかった。しかし、始めは寒さがなくなってよかったと感じたが、走り出してしばらくすると暑くなって汗ばんできたので、結局ウィンブレは脱いだ。

帰る途中、横からMTBチャリダーが出てきて、おれの前を走って行った。ちゃんとLEDのテールライトを点けている。おれはかなり疲れているので、その男の後ろについてゆっくり走って行った。

そのうち上り坂になり、男のスピードが落ちてきて詰まった。おれのLEDヘッドライトの明かりが男を照らすので、男はおれがすぐ後ろにいることに気づいた。

後ろを振り返り、「前行って」と目で合図してきた。おれとしてもそんなに余裕はないのだが、とりあえず前に出てマイペースで上っていった。後ろに付いてきていると思うと、自然とがんばってしまう。

その後しばらく一緒に走っていたが、ある交差点からいきなりガンガンスピードを上げて前に出たかと思うと、横道に消えていった。きっとこの辺りに住んでいて、ここらは庭みたいなものなのだろう。

R16まで戻ると、走り慣れた道に帰ってきたので急に安心感が出てきた。すでに今日150km近く走っていて、ダッシュや湘南平TTなども大きく影響して足の疲労もかなり溜まっていた。

しかし、後少しで家に着くことと平地の直線が続くことから、ここではドロップ部を持ってガンガン飛ばした。車と一緒に走り、渋滞の横を抜けまくり、どんどん家が近づいてきた。

家に着いたときは、クタクタだった。ただたくさん走ったからだけではなく、自転車が軋んだ精神的な凹み、走りにくい都会の道を走った疲れなども大きかった。

とりあえずキシキシの問題は解決したし、未開の地を走ったし、ある程度長い距離走ったし、前半の湘南平ランでは軋みながらもいい天気の下で湘南を走れたので、だいぶ充実した休日となった。

自分で解決!!都会引き返しラン
走行距離:78.79km
走行時間:3h 54m 11s
平均速度:20.1km/h
最高速度:55.2km/h
積算距離:706.7km(ロード)




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湘南行ったり来たりラン


2003 9/27

土曜日がやってきた。日曜日も休みだが、翌日も休みの土曜日の方が嬉しい。今週はかなり睡眠不足の日々が続いていたので、昼まで寝て睡眠を補った。

カーテンを開けると、あら気持ちのいい青空が。モクモクした雲まであって、かなり絵になる空だ。当然のごとく走りに出かける。

今日はロードがキシキシ鳴ることもないし、気持ちよく走れるはず。土曜日定番の15時出発という遅い出発なので、自然と海ランコースが頭をよぎる。

でも、さすがに同じコースばかりでは飽きるので、今回はちょっと変化をつけようと思った。ちょっと別の道を走ったり、湘南平ではTTではなく写真を撮りながら上るとか。

とりあえずいつも通り境川サイクリングロードを目指す。いつもアクセスする道が道路工事をやっていた。通れないこともないが、アスファルトを掘り返してダート状態だったので、無難に回り道して行った。

今日はR134までの約20kmを、ケイデンス90、LSDで走ることにした。いつもはちょっと飛ばしたりしていたけど、低運動強度のままで走って行く。

日々の疲れからか、どことなく体の動きが重たい感じがするので、じっくりとウォーミングアップして体を慣らす意味もある。HRは120台で、完全に有酸素運動の領域。サイクリング感覚で走って行く。

相変わらずの向かい風だったが、いつもよりは弱いのであまり気にならない。ちょっと前のように気温が高くないので、汗だくにならず、爽快に走ることができる。今が一番走りやすい季節かも。

雲の隙間から太陽の光線が差し込んでいる光景が、きれいだった。サングラスをしていると、裸眼よりこれをよく見る事ができる。

おれはローディとしては標準的なケイデンス90でペダルを回しているが、一般人から見たら高回転だ。サイクリングロードを走っている一般人はかなりスローに回している人が多い。

ママチャリのおじいさんなどは超スローで30回転(2秒に1回転)くらいのケイデンスだ。そんな人達の中を走って行くと、スローモーションの世界で自分だけ速く動いているような感覚を覚えた。ある意味おもしろいかも。

R134に出ると、さっそく少し飛ばす。向かい風もあり、いつもよりは速度が伸びなかった。そのまま西へと走っていき、海や江ノ島を横目に一瞬眺めると、防砂林の内側の直線ゾーンへと入っていった。

今日は前に誰もいない。しかし最初は車が多かったので、しばし様子を見ながら走って行く。そして車がいなくなり、ちょうど飛ばせるゾーンにやってきたので、ダッシュした。

今回はいつもより軽めのギアで、「回す」スプリントをやってみたが、セットしたギアが軽すぎて少々足が付いていかなかった。

重いと最初は力が入るけど、そのうち足が重くなってしまうが、軽すぎても回せない。難しい。スプリントでも高回転数で走れる技術が必要らしいのだが、これはもっと練習が必要だ。

ダッシュが終わってイージーライディングに切り替えて西へ西へと走っていく。いつもより車が少なかったので、工事中で道が狭くなっている所を、今回はは渋滞の横抜けではなく、普通に走ることができた。

相模川に架かる湘南大橋を走っていると、進行方向の西の空が一面灰色になっているのが目に入ってきた。なんか薄暗くて、雨でも降っているような感じだ。

その薄暗い雲の方から走ってくるママチャリ高校生の集団は、何かから避難してきているようにすら見えた。このまま走って行くと、雨に降られるような気がした。

後ろを振り返ると、東の方は晴れていて、天気がいい。今から向かう方角は薄暗い灰色の雲が覆っている。湘南大橋を渡りきってすぐのR129との交差点で引き返すことにした。

この交差点はやたらと信号待ちが長いので、かなり待たされた。その間に、R129からテレコムのジャージを着たローディが走ってきて、R134を東へと走っていった。ようやく青になると、おれも走り出した。

湘南大橋は海側は広い歩道があるが、反対側は歩道がなく白線が引いてあるだけだ。自転車乗りならあまり気にならないが、そこを歩いている老夫婦がいた。すぐ横を車がビュンビュン走っているのに、度胸があるなぁと思った。

走ってきた道を、ひたすら引き返す。R134は平坦な道が続き、信号も少ないのでとても走りやすい。しかし、向かい風で速度が抑えられる。行きはけっこう楽に速度が出たと思ったら追い風だったのか。

フライトデッキには平均速度に対して今の速度が速いか遅いかを示す矢印が常に表示される。早ければ"↑"で、遅ければ"↓"と出る。24km/hで"↓"と出たのは驚いた。平坦な道なので平均速度も上がっているようだ。

しばらく走って行くと、前にR129との交差点で見かけたテレコムのローディが見えてきた。気持ち速度を上げてみるが、差は全然縮まらなかったので、またマイペースに戻した。

それからまたしばらく走って行くと、信号待ちでテレコムに追いついた。かなり走ってそうな感じで、いい足をしている。しかもすね毛を剃っている。こいつは本物だ。

信号が青になって走り出すと、やはり速い。どんどん距離が離れていく。ケイデンスは同じ90くらいだが、向こうはもっと重いギアを踏んでいるのだろう。

別に競っているわけでも付いていきたいわけでもないので、おれは自分のペースで走って行く。ケイデンス90、25km/h〜30km/hくらいで走って行った。でも、信号待ちとかでちょくちょくテレコムに追いついてしまった。

県道30号との交差点にやってくる。ここで藤沢方面へと曲がって帰るつもりだったが、距離を見ると40km台。このまま帰ったらなんだか物足りない感じがした。

そこで、前のテレコムにつられて交差点を直進してしまった。これからどう走ろうとかはあまり考えていなかったが、とりあえずR134をもっと先まで走っていこうと思った。

江ノ島の前を通過し、鎌倉市へと入る。平地では速いテレコムは、渋滞の横抜けには慎重すぎるくらい速度を緩めて進んでいた。かなりナーバスなようだ。

なんだかんだで15kmくらい一緒に走っていた(とは言わないけど)テレコムは、稲村ヶ崎の手前横道に消えた。

稲村ヶ崎の方を見ると、やはり人がけっこういて、三脚も立っていた。チラッと後ろを見てみたが、薄暗い雲に覆われていて、いい景色ではない。夕日撮影を狙っていた人は残念だっただろう。

七里ヶ浜を鎌倉駅方面へと走って行く。ここらは自転車で走りやすいとは言えないが、海を眺めながら走ることができるので、けっこう好きだ。

トラックの後ろでドラフティングしてみたりしながら渋滞を横抜けして走っていると、チャイムが鳴った。どうやら17時のようだ。もうこの時期になると、17時台で薄暗くなってくる。

このままR134を走り続けると三浦半島まで行ってしまうので、どこかで引き返さなければならい(時間があれば進んでもいいけど)。とりあえず鎌倉駅へと続く若宮大路へと曲がった。

しかしこの道を走っていくと鶴岡八幡宮にぶつかる。その先にも道は続くが、とても走りにくい道だ。とりあえず曲がってみたものの、どうしようかなぁと考えながら走って行った。

休憩なしで走り続けているので、膝が痛いこともあり、どこかで休憩もしたかった。今日走り出してすぐ、なんとなく膝が痛いなぁと感じていたが、走っているうちにけっこう痛くなってきたのだ。

そんなことを考えながら走って行き、鎌倉駅手前で藤沢方面へと続く道があったので、そっちに曲がった。商店街を通る道で、けっこう渋滞していた。人力車が客を乗せていたが、渋滞で全然進めないようだった。

その道を進んでいくと、T字路にぶつかり、なんだか見覚えのある道に出た。ここは大仏の近くの道だ。そこを左折して海方面へ。江ノ電を越えてT字路にぶつかる。

ここを左に曲がればすぐR134に出れるが、右に曲がってみた。裏道で走ったことのない道なので、新鮮で楽しい。道幅は狭いが、車も少ないのでそこそこ走りやすかった。

しばらく走ると、上りだした。しかし、ただの上りではなく、なんだかいい感じの雰囲気の坂だった。後で分かったが、ここは極楽寺坂切通だった。

その後しばらく地元の人しか知らないような裏道的な道が続き、とても新鮮で楽しかった。江ノ電が道のすぐ横を柵も何もなしに併走している所もあり、かなりおもしろかった。

その道を走って行くと、ついにR134に出た。稲村ヶ崎の所だった。海側へと渡ると、渋滞している車の列の横を突き進んでいった。時間的な暗さもあるが、空を覆う雲が辺りをより強く暗くしている感じがした。

江ノ島手前で歩道に入り、サドルにまたがったまま少休憩をとった。60km以上休憩なしだったので、かなり疲れていた。ウィダーインゼリーを飲む間、海を眺めていた。やっぱり海はいい。近くでなんかのイベントが開かれていた。

片瀬江ノ島駅までやってくると、いつもの裏道でR467へと出て、R467を北上していった。少し走ると挑戦君が出現。こういう疲れているときに出てくるのが一番うざい。でも普通に流しているだけでちぎった。

もう真っ暗になっているので、ナイトラン装備で走って行く。前にHRモニターと一緒に買ったCATEYEの新型テールライトも初めて使ったみた。

これはどこにでも付けられるので、ヒップバックに付けた。自転車のシートステーにもテールライトを装備しているので、視認性はかなり上がっただろう。

藤沢市街では警官が交差点で交通整理をしていた。信号が変わりそうだったので一瞬ダッシュして抜けようと思ったが、やめてよかった。やたら人も多いし、警官が歩行者の誘導をするくらいだから、今日は何かイベントでもあるのかな? と思った。

みその台の坂は、思っていたより楽に上れた。ギアは39x23Tのままで最後までグイグイ上って行った。そういえばロードでここを上るのは初めてだ。ロードだとこうも楽なのかと、感心した。

自転車で車道を走っているとバイクが後ろから走ってきて抜いていくが、渋滞していると追いついてしまう。今回はそれのいい典型だった。

原チャの女の子がおれを抜いたが、しばらくして渋滞+路駐に引っかかっているところを歩道から抜いた。少ししてまた抜かれるが、しばらく先でまた引っかかっているところをパス。

R467の上りはかなり渋滞していたので、一時はかなり先行した。結局、5km以上抜いたり抜かれたりを繰り返しながら走って行った。別に競っているわけではないが…。色々あったが、19時頃帰宅。

途中でどんどん予定変更したりしたが、元々予定などないようなものだったので、かなり気ままなランだった。

午前中はあの薄暗い雲もなく、いい天気だったらしいが、休日に充分寝ないと死んでしまうのでしょうがない。それにしても、日が短くなったものだ。夏は19時でもまだちょっと明るかったのに。

そうそう、膝の痛みはちょっと考えものだ。元々膝に爆弾を抱えていたが、最近はだいぶ負荷をかけても大丈夫だった。今回膝が痛くなったのは、23日の湘南平TT2が原因と考えられる。

あの日の午後の走りの途中、膝の痛みが少しあった。つまり今日の前兆があったのだ。急勾配を重いギアで上ったりしたものだから、膝に高い負荷がかかって爆弾が爆発したのだろう。

今回のことで、コンパクトドライブの必要性を改めて感じた。最低ギアが39X25Tじゃ重すぎる。なるべく早めに換えて膝に優しいマシンにしなければ。

走行距離:82.08km
走行時間:3h 22m 47s
平均速度:24.2km/h
最高速度:51.8km/h
積算距離:788.9km(ロード)




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湘南膝の様子見ラン


2003 10/4

1週間たったが、膝の様子は思ったよりはよくなっていないようだ。でも、とりあえず負荷をかけなければそんなに痛くないので、平地を走ることにした。

膝がまた痛み出さないか心配だが、走らないと平日を乗り切ることができない。走って心身共にストレスを発散させなければ。

平地といえば海ラン。湘南平まではいかないで、平地ばかりをLSDベースでケイデンス重視で走ることにした。

家を出てすぐ、あまり止まっても意味ない信号に引っかかった。ここは勢いによってはそのまま進んでしまったりするのだが、今日はちゃんと止まった。

警察署が近い上に交通なんとか強化月間とかで色々なところで警官が目を光らせているからってのもあるが、一サイクリストとして信号を守る。

ペダルからシューズを外して信号で止まるおれ。横断歩道を渡ってきたおばちゃんが「かっこいいですね」なんて言ってきた。確かに走っている格好だが、そんなことを言われたのは初めてだ。

そのセリフの真意はよくわからんが、とりあえず「はぁ」としか返せなかった。今日は初っぱなから変わったスタートになった。

境川サイクリングロードへと続く道で、前回工事していた区間の工事が終わっていて、路面がきれいになっていた。中原街道の坂を下ると、サイクリングロードへ。

最初はいつもどおりウォーミングアップのために軽いギアで回していく。今日は終始LSDで走るつもりだが、ウォーミングアップはさらに低負荷&高回転で行う。

走っていると、やたらハンドル辺りからガタガタと音が聞こえてきて、ちょっとした凸凹でもガタガタうるさい。その原因はライトだったので、うるささに耐えきれずにとってしまった。それからは静かで平和な走りができるようになった。

いつもの強い向かい風は吹いておらず、爽快にマイペースで走っていけた。LSDで走るおれを、MTBが猛スピードを出して抜いていった。あんなに重たいギアで飛ばしていたら、長い距離は保たないだろうなぁとか思った。

空や川や畑や、サイクリングロードから見えるすべての景色を眺めながら、マイペースで走って行く。なんかこういうほのぼのした感じがいい。

畑で収穫前っぽい感じでいつもと変わった風景が広がっていたので、止まってデジカメで写真を撮ることにした。止まった直後にママチャリダーがけっこうなスピードで走って行った。おれのすぐ後ろを走っていたようだ。

写真を撮って再び走り出すと、しばらくして先ほどのママチャリダーに追いついてきた。そいつは中学生くらいの男だ。おれはマイペースに25km/hくらいで走っているが、走るペースが違う。

前のママチャリダーはチラチラ後ろを振り返り、おれを見るなりガンガンこぎ出す。こちらを意識しているようだ。こっちはLSDで走っているのに、うぜぇなぁとか思った。

しばらくして、もがくようにこぐママチャリダーを軽やかなペダリングで走るおれがスィ〜っと抜いていった。休日に走ると、必ずと言っていいほど挑戦君に会うなぁと、改めて思った。

サイクリングロードを横切る道路の地下をくぐるところで、小学生くらいの子供数人が自転車で遊んでいた。下の通路で思いっきりこいで、スロープの上りでは全くこがずに上まで上れるかどうかのゲームのようだ。

一人の男の子が成功して、「すげぇ!!」と賞賛されていた。子供らがそんな遊びをしていたものだから、しばらく待たされてしまった。でも小さな子供が自転車で遊んでいること自体は嬉しいことなので、気分はよかった。

しばらくすると、ずいぶん前におれを抜いていったMTBに追いついてきた。けっこう前の方に走っているところが見えたりしていたが、向こうのペースが落ちたか。

微妙な速度差なので、少しずつMTBとの距離が縮まっていく。ディスクブレーキ装備の、けっこうよさそうなMTBだ。抜くときにチラッと見たら、GTのMTBで、乗っている人は白髪交じりのおっさんだった。

藤沢からはR467の街中を走り、いつものように片瀬江ノ島駅の前を通ってR134に出た。今日はドリンクを1本分しか持ってきていなかったので、久しぶりに前よく利用していたサンクスに寄った。

道を渡って左車線に移ると、いつものようにダッシュ……は膝に負荷がかかるのでしないで、でもドロップ部を持って気持ち飛ばした。重いギアは使わず、回転数で速度を上げた。

あっという間に直線ゾーンにやってきた。ダッシュはできないが、とりあえず嬉しくなったので回転数を上げて速度を上げて走って行った。ケイデンスは100くらい。

しばらく30km/h台で巡航していき、ハンドル上部に手を置いてリラックス体勢に。すると後ろからCSCのジャージを着たローディが抜いていった。かなり走り込んでいる感じの体で、足がかなり太かった(もちろん筋肉で)。

CSCはどんどんスピードを上げて、あっという間に見えなくなった。そういえば、ここらはいつもならダッシュしているゾーン。おれも飛ばしてぇ〜とか思った。でもLSDを守って走って行く。

R134の直線ゾーンをひたすら走って行くと、湘南大橋の2つ手前の交差点で先ほどのCSCジャージのローディが信号待ちをしていた。

ここから先もまだ平地が続くが、走りやすいところはここまでだ。どうやら、この走りやすい平地ゾーンでひたすら走りまくるようだ。スプリンターのような体・足をしているのも納得ができる。

おれも今日は湘南平を上るわけでもないので、適当なところで引き返すことにした。結局、前と同じく湘南大橋を渡ってすぐ、R129との交差点で引き返した。ここには警官が数人いたが、例の交通なんとか月間だからだろう。

来た道の反対車線をまた江ノ島方面へと戻っていく。走りながら、やっぱり自転車で走ると気持ちいいなぁと、改めて感じた。仕事はデスクワークなので、休日に体を動かすことがすごく気持ちいい。

県道30号との交差点までやってくると、今日は直進せずに曲がり、藤沢を目指す。R467に出ると、待っているのはみその台の坂。膝を痛めているとはいえ、そんなに傾斜がきつくないので恐れることはない。

MTBではけっこうきつかったこの坂も、ロードではMTBのときほど辛くない。あまり勾配がきつくなると今のギアでは辛いが、緩い坂ではむしろ軽いロードの方が楽に上れる。

時刻は17時をまわり、少しずつ辺りが薄暗くなってきた。まだライトを点けなくても大丈夫だが、早めの点灯をした。またガタガタ言い出すが、まぁしょうがない。

桜ヶ丘からは中原街道で三ツ境を目指す。サガサイに行ってみたが、コンパクトドライブはやはりなかった。前に来たときに高いやつがあって、それがFSAの4万くらいのクランクセットだったような気がしていて、今日はそれを買おうと思っていた。

しかしそれは別物で、8万くらいする超高級品だった。さすがにそれは高いので、諦めた。11月になったらまたコンパクトドライブが入荷されてくるらしいのだが、こまめにチェックしていないとすぐ売れてしまうだろう。

店を出ると、すでに真っ暗になった道を、車に気をつけながら家まで走って帰った。


今日は膝の様子を見ながらのランだったが、予想どおり、膝に負荷がかかったり、ペダリングの仕方によっては膝にピクッと痛みが走った。完治するにはまだ時間がかかりそうだ。

以前からトップギアに入れたときにチェーンがフロントディレーラーに接触してカリカリいっていたので、家に帰ってからメンテ本を見ながら調整してみた。

そしたら泥沼にはまり、かなりの時間ディレーラーと格闘していた。フロントとリアの両ディレーラーのネジをちょっとひねっては変速して…ということを繰り返していくうちに、仕組みやコツみたいなのがわかってきて、これはこれでいい経験になった。

整備したついでにガタガタ音が鳴っていたライトを外してよく見てみた。そしたら固定部のプラスチックが数ヶ所欠けていた。試しに前のEL-100を付けてみたところ、ガッチリはまってガタガタはなかった。

たぶん振動の多いところを走っているうちに固定部が欠けてしまったのだろう。照射能力には問題ないが、これではもう付ける気にはなれない。新しいのを買おうと思う。

それまでの間使うライトとして、先代のEL-100を装着。EL-200を買ったときにもSUNA Lifeに書いたが、こういうときのためにライトを2個持っていると心強い。

求めているコンパクトドライブは、どこのショップでも品薄で、11月くらいにならないと手に入らなそう。それまでは湘南平とかの激坂は避けておこう。でも装備したら和田峠とかにも走りに行ってみようかな。

走行距離:68.35km
走行時間:2h 47m 16s
平均速度:24.5km/h
最高速度:51.2km/h
積算距離:857.3km(ロード)




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調整成功快適セッティングラン


2003 10/11

連日の睡眠不足、それに自分のPCが使えないトラブルで心身共にかなり疲れている。それでも、自転車に乗って思いっきり走れば、リフレッシュできる。やはり、おれにはこれしかない。

日曜日は走り屋さん主催のサークルランが企画されているが、どうも天気予報では雨のようだ。今日はギリギリ天気が保つようなので、連休中に走れるのは、今日だけかもしれない。

週の始めくらいの週間予報では週末は晴れるような予報だったのに、直前にきていきなり雨の予報。期待していただけに、ショックだ。まぁ天気なんてのはそんなもんなのかもしれないが。

いつもの土曜日と同じく、昼頃起きる。ネモッチからメールが来ていたが、今日を逃すと走れないので走る方を優先した。でも、夜からでもいいようなので、走ってきてから会うことになった。

今日は膝を痛めてから2週目。膝の方はほんとにちょっとずつだけ良くなっていっているようだが、まだまだ微妙な感じだ。でも、先週よりかはマシになっていることは確かだ。

先週と同じように、膝に負担の掛からない、湘南の平地中心のコースを走ることにする。境川サイクリングロードや海沿いのR134を走る、お馴染みのコースだ。

先週走ってきた後に前後のディレーラーの調整をしたが、それとは別に色々とセッティングをし直した。だから、今日はその効果を確かめる意味もある。

セッティングは基礎的なものを踏まえ、クランクを水平にしたときに膝から下ろした垂線がペダル軸にくるようにサドルを調整。これにより、サドルを5mmほど後ろに引くことになった。

ハンドルが遠く感じていたので、前のセッティングでもサドルの前方に座る時間が長かったのだが、さらに遠くなるとなると、早いところ短いステムに交換しなきゃなぁと思った。

サドルの前後位置の他に、クリートの調整もした。ペダリング時に、左のつま先が外側に向いている感じで窮屈に感じ、ペダル先がある程度移動できるフローティングタイプのクリートでもそれが耐え難かった。

なのでクリートの向きや位置を調整することにした。考えてみれば、今までは買ったときにショップの人がおれの足の拇指球の位置を調べたりせずに標準的な位置に固定しただけだった。

一応簡単に自分で確認してみたところ、だいたい拇指球の位置とペダル軸が合っていたのでそのまま使ってきたが、ある程度走っていると、それがいいセッティングなのか合っていないのかがわかってきた。

クリートの角度を調整するだけでなく、拇指球の位置を丁寧に確認しながら、左右の位置も移動させた。左右とも、外側に5mmほど移動させることになった。

左右の移動については、ほんとにこれでベストなのか、路上で長い距離走ってみないとわからない。むしろ、ちょっとやりすぎたかなぁという感じではあった。

でも、実際に走ってみて違和感があれば調整し直せばいいことだし、まずは調整して実際に走ってみて、どう変わったかを確かめることが大切だと思った。

正直言って、これで一気にベストセッティングになるとは思っていなくて、また再調整が必要だと思っていた。しかし、走り出してみると、すこぶるペダリングしやすい。

左の角度調整についてはもちろんだが、左右の移動によってQファクターが広がった事で、おれにとって最適な幅にフィットしたようだ。おもしろいようにペダリングしやすくなり、出だしから気分がいい。

いつものようにウォーミングアップをしながら低ギア比でケイデンス90〜100ほどで回しながら境川サイクリングロードへ。ライトは接続部が欠けていない前のやつなので、路面が荒いところでもガタガタ言わない。

天気は曇り空で、夜には雨が降ることが分かっているが、雲が薄いところからは太陽がうっすらと確認できるほど。曇り空でも1週間ぶりにロードで走るのは爽快この上ない。

今日サイクリングロードですれ違ったサイクリストは、けっこう年配の人が多かった。けっこう無愛想なローディばかりだったが、会釈してくれるローディが一人いて、嬉しかった。

サイクリングロードを抜けて藤沢橋で信号待ちをしていると、ローディが県道30号を茅ヶ崎方面からやってきた。そのまま横切るかと思ったら、歩道で旋回して、おれと同じ方向に向き直して止まった。

同じ進行方向なので、そのローディの後ろを追う形になったが、彼は途中で左折して消えた。その際、ちゃんと左手を水平に上げて、おれに「左折するよ」という合図をしてくれた。

前にも別のローディがちゃんと合図してくれたし、見知らぬ人同士でも、後ろにサイクリストがいるときはちゃんと合図するマナーが定着しているのはいいことだ。前を走る人が次に行動することが分かると、とても楽になる。

藤沢市街を抜けて片瀬江ノ島駅の前を抜けると、R134に出る。ここでCSCジャージのローディを見かけたが、先週のCSCと同一人物だったかまでは確認できなかった。

海側に渡ると、平地の続く道を西へと走り出す。海の動物園だったと思われる建物が解体中だったのが印象的だった。小さい頃、ここでイルカのショーだかを見た思い出がある。

いつも速度を上げて走るゾーン(ダッシュゾーンではない)でスピードを上げようとしたが、強い向かい風が吹いていて思うように速度が出ずにもどかしかった。

海が見えるゾーンが終わると、いよいよダッシュゾーンへ。膝が完治していないので、とりあえずは無理せずに回す走りをしていくことにする。

しばらく走っていくと、おれが通過するときに信号が赤になり、車がいなくなった。前にも後ろにも、車も他のサイクリストもいない。そしてここはダッシュをしていた所。

どこまでも続く直線道路が、目の前に続いている。誰のジャマにもならず、ジャマもされない。ふと甘い誘惑がやってきて、次の瞬間アウターギアに入れ、さらに次の瞬間、おれはスプリントに入っていた。

思いの外、膝に痛みはなかった。これならいけそうだ。一瞬でそう判断し、ギアをどんどん上げていき、ほぼ全力でペダルをこぎ続けた。膝を壊してから飛ばしたいけど飛ばせなかった鬱憤を晴らすべく。

50km/h以上のスピードで走る、この爽快感。スピード感。何もかもが吹っ飛ぶ。日々の小さなストレスなど、すべて風の彼方に飛ばされて消える。

ダッシュした後はイージーライドで走って行く。前方にローディが見えたが、距離を保って走っていった。渋滞するR134を、自転車とバイクだけがスイスイと進んでいく。

今日は湘南大橋を越えずに、先週CSCジャージのローディが引き返していた交差点で引き返すことにした。ちょうど信号が変わったので、反対側へと移動した。

青側の道から車が途切れたので、このまま行けるかな〜とか思ってゆっくり進み始めると、車が来た。あ、やべっ来ちゃったよ……と思って止まろうとしたが、急すぎてペダルをリリースしていない。

あ、あ、あ……と焦っているうちに空しく転倒。ビンディングにしてから1ヶ月ちょっと。ついに立ちゴケをやってしまった。とても恥ずかしかったが、まぁこれも経験でしょう。

手を出して転倒したので、フレームは無傷。ディレーラーなども問題なさそうだ。けがもなかったし。全く問題はなくて一安心。気を取り直して道を引き返す。

帰りは速度を上げて、アウターで30km/h巡航したりと、今までより出力アップしてみた。思ったより膝の調子が悪くないので、ある程度思いっきり走れるのが楽しい。

R134をひたすら東へと走っていき、江ノ島も通り過ぎ、海沿いの七里ヶ浜を走っていく。この辺りは海のすぐ近くなので、海を眺めながら走るのが気持ちいい。

鶴岡八幡宮へと続く道との交差点で、そろそろ引き返さないといけないことに気づき、海側へと渡り、引き返す。車は渋滞しまくりだが、おれは自分のペースで走っていける。

江ノ島まで戻ると、いつもの道でR467へ。そして後はひたすらR467を北上して帰る。みその台の坂は、坂の上の方で工事していて、今はダートになっているが、広い歩道ができるみたいで完成が待ち遠しい。

薄暗くなりかけてきたので、早めのライト点灯。いつもEL200を使っていると、点滅モードのないEL100は町中でも照射しっぱなしになるので、やはり機能面で物足りないと感じてしまう。

休憩なし、補給もドリンクのみでひたすら走り続けていたので、最後の方はかなりいっぱいいっぱいになってきた。ハンガーノックにもなりかけて、足がいうことを聞かなくなってきた。

でも、残りの距離も少ないし、コンビニに寄るのもめんどかったので、そのまま走り通した。終わってみれば、75kmノンストップだった。

帰りはサガサイに寄ってライトやウエアなどを買おうと思っていたが、時間が迫っているのでまっすぐ家に帰った。その後は横浜でネモッチと久々に会い、飲みながら色々と語り合った。


今回は、セッティングがうまくいき、とても走りやすくなったというのが、大きな収穫だった。逆に、今までのセッティングで走っていたことが問題だとも思った。

クリートの取り付け位置、角度、そしてサドルの前後位置。これは快適に走れるか走れないかの違いだけでなく、膝を壊したことにも大いに関係がある。

足にストレスのかかる、負荷のかかるようなセッティングで激坂を上ったり長時間、長距離走ったりしていたのが、膝を壊した原因の一つであると、今は確信している。

セッティングは、乗り込んで、調整し直して、それの繰り返しでようやくベストセッティングが見つかるもの。それすらも、調子や経験でまた変わってくる。

今回は色々な代償を払って、いいセッティングを見つけることができたわけだ。幸い、膝の調子もだいぶ良くなってきたし、知識、経験もちょっとずつついたので、総合的に考えればまぁよかったのかなと思う。

走行距離:75.5km
走行時間:3h 10m 13s
平均速度:23.8km/h
最高速度:73.4km/h(たぶん誤信)
積算距離:932.8km(ロード)
カロリー消費量:1576kcal
脂肪燃焼率:50%
体脂肪率:11%




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誕生日休暇代休逆小田原ラン


2003 10/20

誕生日に誕生日休暇がとれなかったので、代わりに1週間後の今日とることになった。結果としてこれはかなりよかった。天候に恵まれたからだ。

土日とくっつけて3連休にしたわけだが、土曜日はOB会、日曜日は基本情報技術者試験があり、走れなかった。だから、走るならこの日しかない。

本当の誕生日は夜遅くまで仕事してグッタリして帰ってきて、後はすぐ寝るだけという、何とも味気ない感じだったが、今日はその代わりと言うべきか、自転車で走って過ごすという、おれらしい日となった。

平日の寝不足に加えて、PC組み立て、再構築作業などで土日ともろくに寝ていない。だから、走ろうとは思っていたが、心身共に休めることも重視し、昼まで寝ていた。

そしていつものように14時出発という、なんとも平凡なスタート時間になってしまった。こうなると日没まであまり時間がなく、湘南のあたりを60kmほど走って終わる、海ランになってしまいがち。

しかし、今日はもっと長く走りたかったので、ナイトラン覚悟で長距離を走ることにした。コースは海まで出てからR134とR1で小田原、そこから北上し、R246で帰ってくる約100kmのコース。

膝の様子や翌日の仕事、体調などを考えて平地ベースのコースで、前半はほとんど平地。後半のR246はダラダラしたアップダウンがあるが、そこまできつくはない。

このコースは、大学1年のときに始めて一人で100km走った、記念すべき最初のラン「小田原ラン」のコースを逆から走る感じになる。R467と境川CRの違いはあるが、ほとんど同じ。

そろそろ冬物のウエアが欲しいなぁと思いつつ、なかなか買う暇がなくて買えないでいる。だから、今日もレーパンレージャー。この時期、この装備だと寒そうだ。

しかし、走っていればなんとかなるかな…と思いつつ、とりあえず気合いで走ることにした。ロードは約1週間ぶりだが、毎日自転車のことばかり考えているので乗るのが待ち遠しくてしょうがなかった。

だから、いつも走っている境川サイクリングロードでも、とても楽しい。いつもより長い距離走ることもあるが、いつも通りLSDでHR130ほど、ケイデンス90〜100ほどで走っていった。

境川CRを海に向かって走っていると、前におじさんのMTB乗りがいた。その前には反対側から人が大勢歩いてきていたので、おれはおじさんの後ろで少しペースを緩めた。

そしたらMTBのおじさんは「先に行って」と手で合図をしてきた。そのおじさんは後ろを振り向いていないので、なぜおれの存在に気付いたのか驚いた。

不思議に思ってよく見てみると、バーエンドにミラーが付いてた。なるほど、あれで確認していたのか。街乗りやポタリング派には、あれを付けている人がけっこういる。自分的には格好悪いので付けたくはないが、確かに実用性はあるなぁと思った。

海に出ると、R134を西へと走っていく。平地の続くダッシュゾーンで、車の流れを見極めてダッシュ。しかし思いの外早く車がやってきたので、焦ってトップスピードに乗せることができなかった。

それでもガンガン飛ばして気持ちよかった。その代わり足にたっぷり乳酸をため込んでしまい、一気に重たくなった。その後はその乳酸を除去すべく、また回すペダリングで走っていく。

いつも引き返してきた交差点を直進し、久しぶりに走る道になった。この方向から走るのは裏箱根以来か。実際、この辺りのR134やR1を走っていて裏箱根のときを思い出した。

平日なので他にサイクリストの姿は全然いない。しかし、一人だけ反対側から走ってくるローディを見かけた。その人はかなり走っている感じの人だった。

そのベテラン風のサイクリストは長袖ジャージにタイツという、この季節にあった格好をしていた。それにくらべておれはなぜ半袖半ズボンで走っているのだろうか。

R1は途中で道路工事をやっていて走りにくかったが、その後工事完了区間になり、新しいアスファルトの道がとても走りやすかった。今は工事中で走りにくいが、これから走りやすくなるだろうから、それに期待したい。

走行距離も50kmほどになり、小田原に近づいてきた。突然、横っ腹が痛くなってきた。ランニングをしていると横っ腹が痛くなることがあるが、自転車でこれになったのは初めてだった。

起きてから食べた飯も大した量・内容ではなかったし、今までもドリンクを飲んでいるだけで食料の補給はしていない。恐らくエネルギーが尽きたためだろうと思った。

腹痛をだましだまし走っていき、県道72号との交差点にあったコンビニで休憩することにした。50kmノンストップで走っていたこともあり、さすがに疲れていた。

コンビニでおにぎりなどを買って食べていると、体が冷えて寒くなってきた。走っているときはまだ大丈夫だが、日も沈みかけているこの時間、もうこの格好では寒い。道行く人は皆長袖長ズボンだが、おれは真夏に走るような格好をしている。

コンビニを出ると、県道72号を北上していった。この道は狭いわりにはトラックがけっこう通るので、走りにくい。途中で道路工事をやっていてなおさら走りづらかった。

もう夕暮れ時で辺りは薄暗くなっている。そして気温もどんどん下がっていき、走っていても肌寒い。走り続けて疲労も溜まってきているし、家まではまだ50kmもある。さらに「明日は仕事なんだよな」なんて思い出すと、余計だるくなってくる。

そんな中、西の空にはファンタジー系の映画の中に出てくるような空と雲の景色が広がり、富士山とその空の風景がなんとも言えない雰囲気を醸し出していて、その景色に感動した。

途中から適当に裏路地を走っていき、R255に出た。そこからはR255で松田を目指し、松田からはR246に乗った。ここからだるいアップダウンが始まる。疲労が溜まってきているときにこれはきつい。

いくつか坂を上ると、最初のセブンに吸い込まれるように入り、休憩をとった。前の休憩で補給した分では、エネルギーが足りない。ここでもおにぎりを食べ、残りの距離に備えた。

今度は日が完全に沈んでからの休憩だったので、寒くてしょうがない。手足には鳥肌が立ち、1秒でも早く出発して体を温めたかった。もうこの格好では限界だなぁと心から思った。

交通量の多いR246も、ナイトランも、どちらも慣れている。だからといってなめているわけではないが、とりあえず不安はなかった。すぐ横を大型トラックが走り抜けるのも、どこまでも暗い道が続いているのも、何年も経験していることだった。

湘南でダッシュをしたツケが回ってきて、足の疲労がかなりある。体に溜まった脂肪をなるべく燃焼させようと思って補給を少なめにしてLSDで走っているが(これは必ずしも期待した結果になるとは限らないが)、その燃やす脂肪も尽きたようだ。

最後の方はちょっとダルダルモードで走っていた。そんなとき、秦野辺りで1台の車から「がんばってくださ〜い」と声をかけられ、とても嬉しかった。

出発が14時と遅かったので、帰宅は19時過ぎ。家に着いたときはかなりクタクタだった。そして寒かった。

今日は久しぶりに長めの距離を走り、それも100kmの距離に対して平均時速24km/hと、自分としてはいいペース。ロードの走行性能に加え、ペダリングの仕方やLSDで走り続けたことも大いに影響があるだろう。

もう10月の半ばなので、さすがにレーパンレージャーでは辛い。早いところタイツなどの冬物のウエアを買わないといけないなぁと身をもって感じた。

本当の誕生日はパッとしない内容だったが、今日はゆっくり寝て、そして存分に走りまくった、とても充実した誕生日休暇だったと思う。

走行距離:101.18km
走行時間:4h 11m 34s
平均速度:24.1km/h
最高速度:52.4km/h
積算距離:1043.2km(ロード)
カロリー消費量:2234kcal
脂肪燃焼率:50%
身長/体重:178cm/56.0kg
体脂肪率:10.5%




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ついに夜走る


2003 10/30

とうとう夜走ってしまった。先週末にちゃんと走っていれば平日は普通に過ごしていただろうが、風邪で寝込んでいたので、自転車でしか発散できない種類のストレスが溜まっていた。

今週は業務以外にも色々やることがあり、それでけっこうストレスが溜まっていた。仕事も落ち着いてきたことだし、今日は走るしかない!! と。

予定通り、いつもより早くあがれたので、まっすぐ家へ向かう。それでも、家に着いたのは21時をまわっていたけど…。着替えたり、準備運動したりと色々準備をして、22時出発。

夜は当然ながら昼に走るより危険なので、走り慣れた道を走ろうと思った。しかし、境川のサイクリングロードは街灯がなくて真っ暗だし、いつものR467も、交通量が多そうだ。

そこで、学生時代にさんざん走った、自宅〜大学のチャリ通学路を走ることにした。これなら道も完璧に知っていて安心感があるし、平地や坂がいい感じであって、トレーニングにもなるし、いい感じだ。

このルートを走るのは、回数的にはかなり多いが、久しぶりなのでけっこう新鮮だった。そして、懐かしさもあった。MTBで走りまくったあの道を、ロードで走る。以前とは、またひと味違った感じがした。

明日はもちろん普通に仕事がある。そして最近はまた睡眠不足で、特に今日はかなり辛かった。そんな状態で走るので、睡眠時間も確保しなければならないために、走る時間も限られる。

だから、いつものようにLSDではなく、けっこうその場に合わせた自由な走りで走っていった。工事中の一通区間では車の流れに乗ってガンガン飛ばし、車が少ないところでは、流して走った。

トレーニングというよりは純粋に体を動かしてストレス解消するのが目的なので、HRが上がりまくりでもあまり気にせず、気分や状況に合わせて走っていく。

自然と、スプリントしたり(というかしなきゃいけなかった)、ヒルクライムあり、変化に富んでいておもしろかった。夜なので車も少なくて走りやすかったし(その分道路工事が多かったが)。

しばらく運動していなかったのに急に高い負荷で走ったりしたもんだから、足が攣りそうになった。でも、今日はそれくらい思いっきり走るくらいがちょうどよかった。

22時出発で23時半帰宅。いつももっと早く帰れて、これくらい走れればいいんだけどなぁなんて思ってしまう。とりあえず、欲求は満たされ、ストレスは吹っ飛んだ。

前買った冬物ウエアもいい感じで、これからの季節も自転車に乗るのが楽しみだ。週末に走るのはもちろんだが、余裕があれば、またナイトランもしていきたいなぁと思う。

走行距離:36.1km
走行時間:1h 30m 11s
平均速度:24.0km/h
最高速度:50.1km/h
積算距離:1080.0km(ロード)
カロリー消費量:914kcal
脂肪燃焼率:40%
身長/体重:178cm/56.5kg
体脂肪率:10.5%




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